レッスル川柳掲載許諾番号21504お笑い等、ブレもありますがレッスルの話題がメイン。愛の軍団名「さばいばるだんす」当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。(c)2006 松永直己/SUCCESS


by siroichigoy

Angel Cup9日目 第四試合 楠木悠里VS渡辺智美

社長「よく見てみれば、渡辺ってこれから日程的に厳しいのな。」

つばさ「今日から連戦なんだよね。」
     それに残っている対戦相手も・・・。」

上戸「月女の所の小早川だっけか?
    まああいつとは噛み合うかもしれねーが」

内田「百鬼夜行の二人、そして小縞、貴女とタイプが違えど
    ベースがパワーで押すタイプの3連戦は厳しいですね。」

小縞「それを言えば今日の楠木選手もまた違うタイプの選手ですよね。
   対戦して確信しましたけど
   ああいうクラシックなパワー系は智美、一番苦手かも。」

社長「いや、わからんぞ。まあ、見守ってやろうじゃないか。」

単純な強さとしての資質や力量は明らかに楠木選手の方が上だろう。
今までなら小縞と同じ心配をしていたかもしれない。
だが、先日の心境の変化、成長から今はそんな心配はどこ吹く風か
むしろ変化を確信してからの初めての試合、どう挑んでくれるのか

エンジェルカップ 9日目 第四試合:シングルリーグ公式戦



タイプ的に正面からの開幕は無いかな、と読んでいた楠木。
ところが意外にも歩み寄ってきて張り手一閃!
パァンといういい音が響く。
まさに面食らった表情の楠木、その顔にもう一発見舞う。
「そう来てくれるならっ!」
状況を把握した楠木。それならとばかりに
お返しの逆水平を渡辺の胸元に打ち付ける。
渡辺の張り手よりも大きな破裂音が響く。
顔を歪め、後方に仰け反る渡辺。このままロープワークにいくかと思われたが
立ち向かい、それなら右、左、右と数で勝負する渡辺。
こうして張り手と逆水平の打ち合いで始まった試合。

動きがでたのは楠木が5発目の逆水平を打ち込んだ所
後方にふらついた渡辺、だがその間合いを利用して
体勢を素早く整え、ハイキックを楠木の側頭部に叩き込む。
「くぅっ!!」
奇襲気味に貰った楠木。ダメージと驚きで思わずよろける。
ここでようやくロープを使い始める渡辺。
よろけて打点の低くなった楠木の上半身にヒップアタック。
「もう一度いくよっ!!」
反対側に走りもう一度敢行!が
「・・・えっ!?」
「何が来るかわかっていればっ・・・!!」
楠木、2発目のヒップアタックを貰いながらも
渡辺をそのまま受け止めた楠木。
そのまま高さのあるボディスラムで渡辺を叩きつける。
「きゃう!!」
楠木の力や高さ、勢いはからの威力もちろんの事
カウンター気味での一撃に受身が遅れたか
中々起き上がってこない。
そんな渡辺を引き起こしブレーンバスターで叩きつける。
「うぅっ・・・!!」
小さく呻いて、またも起き上がってこない渡辺。
よく見ると腰を押えている。
最初のボディスラムの時に傷めたのか?
「・・・っ!・・・まだダウンするには早いよ!」
一瞬躊躇いが生じたよう見えたが
渡辺を引き起こしもう一度ブレーンバスターを試みようとする。
が、これは渡辺の抵抗にあう。組み付く前に下からかち上げるようなヘッドバッドを見舞い
その場でのスリングブレイドで楠木をリングに倒す。
ここでその場飛びでのムーンサルトプレスでのフォール。
「まだまだっ!」
これは楠木カウント2で跳ね除ける。が
これは想定内だったか跳ね除けられた勢いのまま
楠木の背後に回り右腕を取り
シット状態のチキンウィングフェイスロックに捕らえる。
「ぐぅぅぅっ!!」
膝を立てて体重を載せる。形的には完璧に決まっている、が
「・・・ううぅ・・・ま、まだまだっ!!」
「う、嘘っ!?」
じりじりと足を使って極めている渡辺ごとロープへ動く。
これは圧倒的なパワーの差か
渡辺のグラウンド状態での今この技への取り組みの甘さか
それとも両方が噛み合わさってしまってか
なんとか左足をロープにかけて逃れる。

パワーや一撃の重みでは分が悪い、関節もこのように逃れられると、と
やはりもう一本の生命線、スピード勝負に切り替えた渡辺。
これに楠木も自らの必殺技、ユーリスターハンマーを狙うとするが
スピードでは流石に分が悪いか、上手くかわされて
スリングブレイドで一度、二度とダウンを取りフォール。
これは楠木カウント2.5で返す。
そして起き上がりに
「その足をっ!!」
その場での低空ドロップキックで渡辺の足を打ち
続けざまに走りこんでの低空ドロップキック!
たまらずかがんで足を押さえる渡辺を捕らえ
高さ、滞空時間十分のブレーンバスター!!
「~~~~っ!!」
絶叫しながら腰を抑えもんどりうつ渡辺。
(やはり腰を痛めた?)
渡辺の異変を確信した楠木。
まだ倒れて呻く渡辺を難しい表情で見つめていたが
「・・・・・・これでっ!!」
渡辺を交差する形で抱え上げ、必殺のウインドミル!!
そのままフォールするが
渡辺がなんと2.9で肩を上げる!
「・・・え・・・?」
信じられないといった表情の楠木。
腰への痛がり方から決まったと思っていた。
いけないと思っていたが悩みからやはり生まれたのか。
無意識のうちに手加減が。
現に立ち上がった今も腰を押さえて痛がっている。
しかし現実として必殺技の一つを返されたのだ。
動きの止まっている今なら決めれるかもしれない、と
右腕に力を込め渡辺に突進!!
が、これは体をかがめた渡辺に回避
更にうまく足を掛け、振り上げている右脇に上手く体を潜らせ
コブラツイストに捕らえる。
「うあぁぁっ!!」
カウンターで決まり、苦悶の表情を浮かべる楠木に
渡辺が語りかける。
「私、見ての通りアイドルレスラーなのよね。」
いきなり何の話をするのか?
楠木は痛みの中思ったが渡辺は話し続ける。
「どうだった?私の演技?」
「・・・え!?」
突然のカミングアウトに驚きの表情の楠木。
しかしこれで技が返された事に納得がいく。と
痛みの中からも頭が整理できかけた瞬間
体が後方に倒れる。
頭が整理できたと思ったら今度は体が
続けざまに起こるサプライズに楠木は更に混乱する。
そしてその時にはレフェリーがカウント2を上げていた。
「何・・・しまっ!?」
本能からカウントに反応して体を起こそうとするが
時既に遅く3つ目のカウントがマットに叩かれた。

×楠木悠里(12分44秒 グランドコブラ)渡辺智美〇
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by siroichigoy | 2010-08-23 03:16 | レッスルエンジェルス