レッスル川柳掲載許諾番号21504お笑い等、ブレもありますがレッスルの話題がメイン。愛の軍団名「さばいばるだんす」当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。(c)2006 松永直己/SUCCESS


by siroichigoy

カテゴリ:渡辺SS( 4 )

第1話
第2話
第3話

渡辺「えーーー!?なんでなんでなんで!?
   なんで私がプロレス団体からスカウトされてんの?」

社長「それはですね・・・」

社長は彼女がバックダンサーとしてスカウトを受けた芸能プロダクションと
闘姫伝が所属選手の芸能活動に関して業務提携している事。
そしてそのプロダクションから面白い娘がいるとの紹介を受け
その面白い娘というのが彼女だった、という事を伝えた。

渡辺「面白いって・・・どーいう事?」

社長「バックダンサーとしては目立ちすぎだ、との理由で落とされてしまって
   ここの担当に噛み付いたそうですね。」

渡辺「げ(汗)そんな所まで洩れてんの?参ったなぁ・・・。」

社長「だけに言ってましたよ。バックとしている分には勿体無い、と。
   それにプロレスには、それ位の発信力があった方がいい。」

渡辺「私が・・・プロレスかぁ・・・。」



しばらくうんうんと唸り、わかりやすく悩む彼女。
そうやって悩んでる間にも

渡辺「私、格闘技の経験なんて全然ないんだけど、」

社長「大丈夫です。うちにはそういう子も何人かいてますし
   そんな娘達でも今や立派に試合に出てます。貴女のやる気次第です。」


渡辺「・・・目立つかな?」

社長「お客さんさえ盛り上げれればある程度の形でもOKかと。
   少なくともうちの団体はそういうスタンスです。」


渡辺「・・・リングの上で踊るとかは?」

社長「入場なんかでは他の団体や男子でもそういう選手がいますから
   それもある程度選手として形になれば問題ありません。」


渡辺「社長さんの所の他の選手みたいに
   芸能活動もできる?」

社長「選手として一人前になれば、それは勿論OKです。」



そして悩む事数分、彼女が出した結論は

渡辺「そうね・・・。リングの上で踊るっていうのも楽しそうかも♪」

社長「ということは・・・。」

渡辺「決めたっ!私、社長さんの所でお世話になるっ!」

社長「あ、ありがとうございます!
   これからもよろしく!」

渡辺「よろしく、社長さん!
   よーし、いっぱい目立つぞー!」
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by siroichigoy | 2011-04-17 23:14 | 渡辺SS
第1話
第2話

??「すみません、渡辺智美さんですね?」

15の誕生日、高校入学前の春休みを満喫している最中
(やることはいつもと変わらず、踊ってるだけなんだけどね♪)
ぜんぜん面識のない男の人声をかけられた。

渡辺「ん?そうだけど・・・なーに?
   あ、もしかして~・・・ナンパ?」

??「や、違い・・・」

渡辺「ま~、確かに?これだけ魅力的な娘が
   目の前にいたら声をかけたくなる気持ちは
十二分には判るけどね~♪」

??「だから違いま・・・」

渡辺「でもざ~んねん、私、まだ15になったばかりなんだよね~。
   スタイルいいから今回みたいによく間違われて
   今みたいに声かけられるんだけどさ~♪」

??「・・・・・」

男性の否定の発言も耳に入れずナンパだと勘違いしている彼女。
別に嫌なそぶりも見せず、むしろノリノリで自慢を入れつつ
断りいれる姿に男性はそれ以上言葉も続かず

渡辺「・・・というわけでさ~、おにーさん、悪いけど
   手ぇ出したら犯罪になっちゃうよ~。」

??「あ~、ですからね~・・・ナンパではなく
   こういう者でして・・・。」

彼女のお断りをひとしきり聞き終えた後にようやく彼が
名刺を出しつつ口を開く。

渡辺「闘姫伝代表取締役・・・
という事はあなた社長さん!?」

社長「はい、そうです。
   私は闘姫伝という女子プ・・・」

渡辺「ん!?待って?・・・闘姫伝・・・
   どっかで聞いたか見たか記憶に・・・って、あー!!
   あのプロレスの!?」

またも社長の言葉を自分で悩んで
自分で解決し驚く彼女

社長「・・・おや、知っててくれましたか。それは嬉しい。
   で、今回はですね、あなたをスカウトしに来ました。」

渡辺「スカ・・・ウト・・・?
   ・・・・・・・・・えーーーーーー!?」
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by siroichigoy | 2011-03-22 23:41 | 渡辺SS
闘姫伝事務所・社長室

「社長―。例の娘のオーディションの
 PVと面接の映像、貰って来ましたよー。」

「おお、ご苦労さん、早速見せてくれるか?」

視聴中






「・・・凄い身のこなしだなー。審査員の言う通り
 『バック』ダンサーにしておくのは勿体ないよな、これは。」 

「ルックスもプロポーションも申し分ないですねぇ。
 ウチの小縞と同じか、それ以上じゃないですか?
 これで15才ですか?いやぁ、最近の娘って凄いですねぇ・・・。」

「神城君、何をそんな老け込んだ発言を・・・。
君も俺もまだそんなに歳じゃないだろう。
まあ、確かにスタイルはいいんだが。
それに面接の映像から負けん気も強そうだし
動いてみる価値はアリ・・・だな。」

「了解です。じゃあちょっくら香川まで
 饂飩と骨付鳥でも楽しんできますか♪」

「神城・・・。」

「やだなぁ社長、冗談ですよ。冗談♪
 じゃあ、探りにいってきますね。」

「本当に・・・頼むぞ。」

・・・あいつ、あんな感じだがスカウトとしては優秀なんだよな。
格闘技かじった経験のある南や神田はともかく
海賊の末裔とかいう、普通なら呆れるレベルの噂から
森嶋を捜し当てるし、最近では格闘技経験のない
野村や小縞もどういうツテでか見つけてくるし
・・・あ、でも最近はグチもこぼしているな。

「最近の娘は調べるの難しいですよ。ガードが硬いんですかねぇ?
 容姿も依然見かけたような娘も何故かよく見ますし。
 スカウト泣かせですよ。」

そういえば最近他団体サンダー龍子やガルム小鳥遊によく似た
若手が出てきたって聞くし・・・それか?
まあ多少の出張費の嵩張りは大目に見てやるか。





そんな風に自分が思いもよらない所で注目されてるとは
微塵も思っていないだろう彼女。
そんな彼女も不思議な因果であの体育館の人だかりを見てから
闘姫伝について意識し始めた模様で。

「へ~。このゴールデンでやってた中継って
 この団体の放送だったんだ~。」

TVといえば学校で流行の元になっている
ドラマや歌番組等しか見てなかった彼女だったが
日課のストレッチを行いながら
何気に回していたTVのチャンネルに止まった
闘姫伝の中継にリモコンのボタンを押す手が止まる。

「・・・ふ~ん。プロレスって
 選手によって入場パフォーマンスや
 マイクでのアピールとか
 ガチで試合するだけじゃないんだね~。
 試合は流石に痛そうだけど
 ちょっち面白そうかもね~。
 あ、あれくらいなら出来そうかも。」

TVには選手が華麗な空中技からのフォールで
3カウントを奪った所だった。

「・・・よっ!・・・・・・とぉ。ほらね。」

流石にコーナーみたいな物は普通の部屋にないので
ベッドに向かって彼女
ムーンサルトアタックの形を綺麗に決める。

「・・・ま、できた所でどうもしないんだけどねぇ。
 ・・・ふあぁ・・・。ねむ・・・。おやすみー。」

ダイブしたそのまま眠りにつく彼女。

後にどうもこうも
大きく彼女の運命が動く事はまだ知らずに。
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by siroichigoy | 2010-10-08 01:41 | 渡辺SS
「はぁぁ~~~・・・。」

オフィスビルらしき建物から出てくるや否や
大きくため息をついて項垂れる少女が一人。

「・・・やっぱ、落ちたよねぇ、ありゃ。
 結果なんて待つまでもなく。」

彼女の名前は渡辺智美。
生まれも育ちも香川育ちの
3度の食事よりもダンス、そして目立つ事が
なによりも大好き、という点を除いては
どこにでもいる様なイマドキの中学3年生である。

その彼女、芸能事務所で大々的に売り出すミュージシャンにつく
バックダンサーのオーディションをうけるべく
はるばる大阪までやって来ていたのであった。

「大体、見る目がないのか、先見の目・・・だっけ?
 それがないのよねー。最近の審査員。
 どこに行ってもおんなじ理由言っちゃって。」

彼女、こういったバックダンサーオーディションに
今回以外にも数回応募しておりいずれも書類、PV審査等の
一次審査は全て通っているのだが
いずれも二次以降の、対面審査で落とされており
その理由が

「君自体は悪くない、いや、いい物は持っていると思う。
 ただ、これはバックダンサーのオーディションなんだ。
 それを考えるとね・・・ちょっと前面に出てきすぎるんだよね。
 メインを喰うほどではないにしろ、それではちょっとバックダンサーとしては・・・ね。」

「資質認めてくれてんだったら、別にバックダンサーで拘らず
 個別に手を打ってくれてもいいじゃない。資質に加えこんなに可愛いのにさ。」

あまりにも行く先行く先で同じ理由を言われるので
ついついカチンと来た彼女。審査員とついつい言い争ってしまったのだ。

「とはいえ、ソロで踊って歌うってのはないしね~。かといって。」

それならと普段供にしている
ダンス友達等を共に夢に誘うも

「ゴメーン。やっぱ高校くらいは出ておきたいしさ~。」

「私智美みたいにそこまで上手くないし・・・そこまで踏み込む勇気がないよ~。」

「う~ん。ダンスは好きだけど、これで食べて行こうとは思ってないんだよね~。」

と、どうやら好きではあるが思い入れ自体には開きがあった模様。
やはり仕事にするともなると人の人生が関わってくる訳で
それを無理強いするわけにも行かず断念。

「ん~。タイミング的にも今回が最後だよね。
 あ~・・・。とりあえずは普通に高校生活かぁ・・・。」

などととぼとぼ地元へ戻るべく足を運んでいる最中
大きな人だかりが目に付いた。

「ん?なになに、この人だかり?」

そこは府立の体育館。入り口前の掲示板のポスターに
その人ごみの原因がわかった。

「女子プロレス『闘姫伝』大阪本格上陸記念興行?
 ああ、なんか名前はクラスの男子が言ってたのは聞いた事あるかも。」


『闘姫伝』
福岡に本拠地を置く女子プロレス団体。
設立8年と歴史は浅いが、ここ数年で勢いをつけてきている団体で
最近では「東の新女、西の闘姫」とまで言われ始めている団体。
最近になって、興行を本格的な全国展開を行うに当たって
事務所を福岡から大阪に移転し、その記念興行が今回の興行に当たった訳だ。


「あれ、この人ってこの前オリコンでチャート一位になってた人じゃない?
 プロレスラーだったんだ・・・。って、え?この娘ってグラビアアイドルじゃなかったの!?
それにこの娘もバラエティー番組で見た事あるし、こっちの人はCMに出てたような・・・。
・・・へ、へ~・・・。そんなに女子プロレスって影響力あるんだ・・・。」





彼女が女子プロレスの、この団体の人気に
目を丸くして驚いていたその数時間後
その驚愕の元となった団体、闘姫伝の事務所にて・・・。

「社長―。社長―。」

「・・・ん?何だ。スカウトの神城くんじゃないか?
 何かいい情報でも入ったか?」

「ええ、提携先の芸能事務所から連絡ありましたよ。
 バックダンサーオーディション受けに来た中で
あちらでは不合格らしいんですが
 いいアイドルレスラー向きの娘がいるって連絡がありましてね・・・。」
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by siroichigoy | 2010-10-01 02:37 | 渡辺SS