レッスル川柳掲載許諾番号21504お笑い等、ブレもありますがレッスルの話題がメイン。愛の軍団名「さばいばるだんす」当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。(c)2006 松永直己/SUCCESS


by siroichigoy

ヴァルキリーズヒストリー 2007年4月後編

ヴァルキリーズヒストリーは私がレッスルエンジェルス サバイバーのリプレイを下に私の脳内補完、設定を加えた話となっております。
よってここでの各登場人物の設定は公式なものでなく、管理人私独自のものです。
それをご了承の上、以下、「More」よりお読み下さいませ。





「後はやはり、現役選手は必要だよな・・・。」
伊達君が我がVALKYRIEに来てくれて数日、その間に海外団体のAACと提携した。
新人へ試合を通じて成長して欲しいというの育成面と、AACの華麗な飛び技とスピードは集客と言う面でも貢献してくれるだろう。毎月4人ほど派遣してくれるとの事だ。
一応興行を打てる人材のノルマ6人は揃った。
だがもう一つ、育成、集客と言う面でもう一つ大事なのが現役選手の確保だろう。
流石に外人レスラーを呼んでも肝心の自団体のレスラーが新人ばかりでは小さな会場でも満員は難しいだろう。
そして試合だけでなく日常などでも新人をまとめてくれる、そんな子を探して資料に目を通していたところ、1人のフリー選手に目が止まった。

ミミ吉原選手
元全日本空手王者という経歴を持ち、新女への異種格闘技戦を通じ、そのまま新女への門戸を叩いた選手。
一年前に首を痛めて新女を退団したとの事だったが、治療、リハビリに専念し最近フリーとして活動を始めたらしい。
空手出身者だが、ブリッジワークやグラウンド技術を積極的に取り込み、特に関節技の技術は高く「関節の魔術師」と呼ばれている。
その確かな試合運びと、リングを降りての柔らかな物腰から新女を離れた今でも関係者、ファン両方から人気の高いレスラーである。

「まさに今、うちが求めている選手じゃないか・・・。」
人気や実力と言った面でももちろんだが、そのプロレスへの姿勢は新人にとって学ぶところは多いだろう。彼女ならきっといい先輩として新人を導いてくれるだろう。
早速、彼女にアポをとり、神奈川へと飛んだ。
電話でも熱意を伝えたが、やはり直接伺わないとな・・・。
しかし、会っての交渉はあっさりと決まった。
「お電話で社長さんの熱意は十分に伝わりましたし、逆にブランクのある私がどれだけ出来るかわかりませんが精一杯やらせて頂きたいと思います。こちらこそよろしくお願いします。社長さん。」
ミミ君の入団が決まり、合流してからはコーチ、ミミ君の指導でプロレスとしての基礎をみっちり
やってもらう事にした。格闘技経験の無い伊達君には少しハードだがしばらくの間、特別メニューもこなしてもらう事にする。
そして私たちはいよいよ旗揚げの準備に取り掛かる、
AACからはジュニア王者のミレーヌ・シウバ選手とタッグ王者の1人、デスピナ・リブレ選手、あとは若手のジュリア・カーチス選手とアリッサ・サンチェス選手が来てくれる事となった。
興行地だがまずは大都市を中心に行うことにした。やはり人が多い方がお客を集めやすいし、注目もされやすいだろうから、これからの全国展開に向けてアピールと言う意味も含めて、だ。
西北海道、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡とかなりのハードスケジュールになるが仕方ない。
試合はシングルを中心に勉強と言う意味でミミ君とのタッグを新人3人に一試合ずついれた。



そして、いよいよ興行当日を迎えた。
「今日はVALKYRIEの旗揚げ興行にお越しいただき誠にありがとうございます。私たちはまだ小さな団体ですが努力と良いファイトを積み重ねて大きくなっていきたいと思います。どうかこれからも応援よろしくお願い致します!」
旗揚げの挨拶も無事終え、いよいよ試合開始前、私は選手の控え室へと向った。
「ミミ君はともかく、流石に3人は緊張してるだろうしな・・・。声の一つでもかけてあげないとな。」
控え室のドアまで来、ノックしようとしたところ中から声が聞こえてきた。
「・・・あう・・・。や、やっぱり・・・・・・・緊張する・・・・・・・。」
やはり伊達君は緊張しているな。一ヶ月接して見てわかったがどうやら彼女はかなりの人見知りのようだからな。
「大丈夫ッスよ、遥。お客さんや相手なんてジャガイモだと思っちゃえばいいんす!!」
おいおい真田君・・・。大切なお客様に向ってジャガイモとは・・・。
「あ、あはは・・・。流石にお客さんにジャガイモは失礼かも・・・。」
即座に秋山君がやんわりと指摘、強く言わないのが秋山君らしいな。
「大丈夫よ、遥ちゃん。みんな初めは最初から上手くできるわけない。それよりも一生懸命やればお客さんは十分わかってくれるわ。いい?美姫ちゃん、美幸ちゃんも。」
「・・・は、はい。」
「はいっス!!」
「はいっ!」

「これなら私が声をかけなくても大丈夫だな・・・。」
ミミ君に来て貰って良かった。そう痛感しつつ私は会場へと足を返した。

そして瞬く間に時は過ぎ興行も進んでいった。結果は
西北海道  808/1500
埼玉     705/1000
東京     887/1000
神奈川    979/1000(超満員)
愛知     912/1000(満員)
広島     596/1000
福岡     763/1000
大阪     524/500(超満員札止め)
地元大阪はでは会場の規模もあるが、まさか札止めまでお客さんが来てくれるとは思わなかった。近くの愛知でもお客の入りは良かったし、神奈川もまさかの超満員だった。これは地元のミミ君のお陰だろう。
私的にはなかなかいい滑り出しだと思う。この調子でいければよいものだ。

試合のほうは流石に創めて一ヶ月の新人が勝てるほど甘くは無い。ミミ君以外は勝利を手にする事は出来なかった。
が、要所にいいところは見えている。彼女達の初勝利はそう遠くないだろう。

ともかく、これで最初の、そして大きな一歩を踏む事ができた。 大事な、大事なね。
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by siroichigoy | 2008-04-07 03:17 | レッスルリプレイ